マサイ族は牛乳とあるものだけで生きているらしい。
マサイ族は、特殊な消化酵素を持っているらしく、牛乳だけで生きていくことが出来るらしい。
先日話した、牛を統率する子供たちも牛乳をもって放牧するらしい。
子供たちは一日中牛を統率する上に、お弁当もない。
だからこそ牛乳は持ち歩きしやすい貴重な食糧である。
ちなみに、牛乳は朝に女性が絞るらしい。
これはマサイ族の中のルールだそうだ。
しかし、いくら消化酵素を持っているといっても、牛乳だけでは栄養を賄いきれない。
牛を食べればいいんじゃないかという人はいるだろう。
しかし、牛は貴重な食糧だ。
毎回食べていたら、牛がいなくなってしまう。
そのため、マサイ族はお祝い事のような特別な日にしか食べない。
そこで、冒頭にも書いたあるものであるもので牛乳にない栄養素を補っている。
それは動物の血である。
血を牛やヤギから吸い出して、そのまま飲む。
これがミネラルやビタミンなどの必須の栄養素を補っている。
生の血をそのまま飲むことに衝撃を受けたが、あちらでは日常茶飯事である。
子供たちにも人気らしく、並んで待っているほどらしい。
ちなみに野菜や果物を育てないのかなと疑問に思った人もいるだろう。
残念ながら、育てることが出来ない。
マサイ族の住んでいるサバンナでは、農業をしようものなら野生動物にすべて食べられてしまうからだ。
説明してくれた人の話だと、丹念に育てたキャベツ畑が近くにいたカバの群れにすべて食べつくされたとか。
カバですよカバ!
日本の害獣被害とはスケールが違いますね...。
日本に生息している大型動物ってクマや鹿ぐらいではないでしょうか。
食生活が日本と違うからこそ、マサイ族に魅力を感じますね。
ぜひまた話を聞きたいと思います。
ではこの辺で(^^/。